熊本尚美のリオデジャネイロショーロ事情

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カテゴリ:EPM(ショーロ学校)( 9 )

2008年度末発表会

本年度の授業も終わり、先週土曜日は生徒達の成果発表会が行われました。来週の土曜日にBandão(全員合奏)の発表会で今年のEPMの活動は終わります。

私の持つ3つのフルートクラス、今年はフルート合奏です。
Flauta 1a(中級下)は「O Nó」というCandinho da Silvaの曲。マウリシオが弦楽カルテットのためにしたアレンジを、私がフルート合奏用に作り替えました。

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そしてFlauta 2a(中級上)は「1 x 0」に挑戦。これもアレンジはマウリシオの弦楽カルテットをもとに私がフルート用に変えたもの。

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(写ってませんが右側にクラスの残り半分が居ます)

この2クラスは2ヶ月間この曲に専念しましたが、なかなか上手く行かず本番までドキドキでした。先生=私もはらはらしながら客席で見守るばかり。
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でも、本番は見違えるように両クラスとも上手く決まって良かった。どちらもレベル的に背伸びをした選曲だったので、きっと彼らはこれでかなり腕を上げたと思います。来年が楽しみです。

EPMで一番レベルの高いフルートクラスFlauta 3aは、生徒の一人がマウリシオの「Carrilho Assoviando」をフルート5重奏に、もう一人の生徒は「Penso em ti」というショーロを8重奏にアレンジ。このクラスはプロになろうとしている生徒がほとんどでかなりのレベルです。写真のようにあるとフルートやバスフルートなども使いました。

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トランペットの合奏や
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その他、ギターデュオが数組、数人の歌手、コーラスまで、休憩無しで4時間近くにわたって繰り広げられました。

来年のEPMは、少し授業内容の模様替えをする予定です。
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by chorona | 2008-12-02 03:25 | EPM(ショーロ学校)

フェスティバルについて

ひとつお知らせがあります。
毎年2月に行われるEPM主催の「全国ショーロフェスティバル」、残念ながら2009年の開催はありません。今年は我々に対してどうも経済的に風当たりがきつく、年度初めからいろいろと大変でした。年度末の大イヴェント、フェスティバルも事務局は頑張ってくれましたが、やはり実現は難しかったようです。
日本からも「今回こそ」と思っていた方からの問い合わせも届いていたので、ここでお知らせいたします。

でも、ひょっとしたら7月にパケタ島(リオ市内)でリオショーロフェスティバルが開催されるかもしれません。リオ市内にフェスティバルがないのはおかしい、という意見が多く、また「是非パケタ島で」と申し出てくれた方があり、現在開催の方向で検討中です。
こちらについても決定次第ここでお知らせします。

フェスティバルがないのはとってもショックです・・・。
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by chorona | 2008-11-09 23:23 | EPM(ショーロ学校)

Prova(テスト)

ポルトガル語でテストのことをProvaと言います。
「2週間後にProvaをします。あなた達を伴奏するためにヘジョナウ(カヴァキーニョ、ギター、パンデイロ等)を用意しますので、全員暗譜してソロをすること。」と2週間前の授業で通達したら、「えー!?そんなん出来ひん!」とか「一人で暗譜でなんて無理や〜!」とか、「Naomiは日本人やけど、ブラジルにいるんやからもっと気楽な授業にしてよ〜」とか(これには笑った)、まあ生徒は口々に文句を言いました。

一時間目のクラスは「Doce de Coco」、そして二時間目のクラスは「Entre Amigos」。どちらもちょっと背伸びをしたレベルの選曲。

こんな事をしたのは実は初めて。ちっとも上手くならない生徒達にカツを入れるために取った手段です。

ひとりずつ前に出てヘジョナウと一緒に演奏、みんな間違いながらもちゃんと最後まで演奏してくれ、おかげで私は大満足。生徒達もとっても満足そうでした。終わってから「次の課題はどの曲?」なんて珍しく聞いてきたり。満足感を味わうって事は次への刺激になってとっても効果的、という私の願いがズバリはまったようです。

でも、今年はもうこれで覚えるのは終わり。ご褒美に今年初めての楽譜をみんなにプレゼントしました。それはショーロをフルートカルテットにアレンジしたもの。「来週からこの楽譜を使って年度末の生徒発表会の練習に入ります」と言ったらもうみんな大はしゃぎ。

どうやったらみんなもっと興味を持ち、練習をし、上手くなってくれるんだろう?と、教えることにこんなに頭を使ったのは生まれて初めてで、そのひとつの方法として、今年は楽譜を使わず、一曲に時間をかけて口伝で教えていきました。ついてくるのに四苦八苦な生徒もいましたが、最終的にはかなりの成果が上がったのが確認できて、先生は大満足です。

でも実は、アンサンブル(フルートカルテット)が始まるのが恐い〜。彼らを統率して共同で一曲を仕上げるなんてことを考えただけで途方に暮れてしまいます。
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by chorona | 2008-09-23 03:08 | EPM(ショーロ学校)

EPM

3週間の冬休みもそろそろ終わり。今週の土曜日から、EPMの後期授業が始まります。
正午に始まるBandão(全員合奏)については時々ここでもふれておりますが、今日は午前中の授業をご紹介しましょう。

午前中に9時〜、10時〜、11時〜と3コマの授業枠があります。フルート、バンドリン、クラリネット、サックス、ギター、カヴァキーニョ、パンデイロ、パーカッションといった楽器の授業に加え、ハーモニーや譜読みの理論系の授業もあり、生徒達は必ず楽器の授業を一コマと、理論の授業を一コマ受講します。暇なもう一コマは、ホーダ・ヂ・ショーロへ参加。ホーダは9時から正午まで休みなく続きます。たまに私はクラスごとホーダへ連れて行って、「やだやだ」とだだをこねる生徒達に無理矢理吹かせる事もあり。

私は3コマともフルートの授業、レベル別に分かれた3クラスを担当しています。もう一人フルートの先生がいるので、合計6クラス(各クラス約10人)あることになります。フルートの授業とはいえグループレッスンなので、各人のテクニックに注意を払うことは不可能。授業はフルートが吹けることを前提に「ショーロのレパートリーを増やす」ことを目標としています。

9時からは中級下、初心者ではないけれどまだ演奏するのに四苦八苦している感じのクラス。10時のクラスは中級上、すごく速い曲を吹くにはテクニックがおぼつかないけれど、頑張ればどんなショーロだって吹けるかな。下の写真がそのクラス。
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そして11時からはEPMフルート科最上級クラス(写真下)。プロになろうとして頑張っている生徒達。レベルはかなり高く、みんな自分でやるべき事をみつけて出来る人達なので、このクラスの授業はフルートの授業というよりは、毎週テーマを決めて、それについて意見を出し合ったり、楽譜に書いてみたり、音を出していろんなことを試してみたり、というような研究室っぽい授業をやっています。
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実はこれらの写真、昨日アメリカから届きました。送ってくれたのは、2ヶ月間リオにショーロを学びに来ていたMaggie。非常に頭の良い、フルートのとっても上手い感じの良い子で、EPMの授業の他に私の個人レッスンも毎週受けに来て、短い期間中にかなり沢山のことを学んで行きました。ミシガン大学大学院でクラシック音楽を勉強中の彼女、昨日のメールには「また元の鞘に戻ってクラシックを勉強しないといけないんだけど、私が吹きたいのはショーロだけよ!」なんて書いてありました。わかるわかる、その気持ち!彼女はまたきっと近いうちにリオに戻ってくることでしょう。

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by chorona | 2008-07-30 03:47 | EPM(ショーロ学校)

Globox2

Xuxaという子供に大人気のタレントさんがいます。ショーロとは似ても似つかなそうなお方なのですが、今日から始まった彼女の新番組「Gente do Bem」(グローボ)のオープニングを飾ったのが、何を隠そう我々のショーロ学校Escola Portatil de Musicaです!土曜日の午前10時という番組開始時間は、ちょうど授業の真っ最中。我々関係者はオンエアを見ることが出来ず残念、と思っていたら、早速番組サイトに映像がアップされていました。ポルトガル語は分からなくても、演奏もあるし、学校の雰囲気を味わえると思うので、是非見てみて下さいね。

http://tvxuxa.globo.com/TvXuxa/0,,MUL592840-15581,00.html

グローボというのは、ブラジルで一番のメディア会社。新聞もテレビもトップ。日本だと朝日とか読売って感じでしょうか。そう言えば先週の日曜日、新聞に挟まれる別冊雑誌に私の記事が載りました。すごいやん、一週間で2回もグローボ登場なんて・・・。な〜んてね。外国人だからよ。こちらも言葉は分からないかもしれませんが、雰囲気だけでもどうぞ。

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by chorona | 2008-06-08 10:05 | EPM(ショーロ学校)

Escola Portátil de Música 新年度開講!

どんな形でフェスのレポートをアップしようかなあ、と考えている間にずいぶん時間がたってしまいました。
今日は、2008年度EPM(ショーロ学校)の初日。今年は生徒が約700人と史上最大の規模になってしまいました。正直言ってすごい人・人・人!予定ではUNIRIO(我々が場所をお借りしているリオ連邦大学)の広い庭で、全員を集めてオリエンテーションをするつもりがあいにくの雨で不可能。700人全員が入る場所は他にはなく、数カ所に分けてのオリエンテーション。大混乱の一日でした。
来週末は、Semana Santaでいきなり授業なし、29日から本格的に授業が始まります。今年は、私は楽譜を使わずに伝統に基づいて口伝で、各クラスのレベルにあったスタンダード曲を中心に教えていくつもりです。そして今年は去年一年間指揮をした弦楽オーケストラCamerataから離れ、Furiosa(ビッグバンド編成の管楽オーケストラ)の指揮者に就任しました。正直言ってちょっと寂しい・・けど楽しみでもある、新学期特有の不安定な気分。でも、Camerataのメンバー数人が「そんなの受け入れられへん。僕ら新学期早々ストに入るから。」な〜んてかわいいことを言ってくれて、ちょっと気を持ち直した私です。
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by chorona | 2008-03-16 10:25 | EPM(ショーロ学校)

Camerata

我らがショーロ学校Escola Portatil de Musicaの選抜生徒で構成される「Camerata」。Camerataとは、バンドリン、カヴァキーニョ、6弦ギター、7弦ギター、コントラバスを中心に、フルート、オーボエ、クラリネット、パーカッション、そしてチェロまで加わったオーケストラです。11月1日にコンサートを行いました。その模様をyoutubeに載せました。曲目はマウリシオ・カヒーリョの「Baixaria na Lapa」。
今年なぜか始めることになった、生まれて初めての指揮。コンサートの日まで毎週練習、メンバーが揃わなかったり、ちょっと中弛みしたり、ケンカしたりもしたけれど、コンサート当日は最高のパフォーマンスをしてくれた、私の可愛い生徒達の演奏をご覧下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=eKXCGf31WN8
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by chorona | 2007-11-05 07:20 | EPM(ショーロ学校)

Camerata no Pan

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先月、パン・アメリカンの選手村で行われた、Camerata(ショーロ学校選抜生徒による弦楽オーケストラ)のコンサートの写真が届きました。その選手村の様子を少しお届けしましょう。
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中に入ると、新興住宅地にあるようなマンション群が見えます。そこが選手たちの宿泊所。この建物、私の実家から神戸市営地下鉄でもう数駅西に行ったところ、私の弟が住む西神にある団地群にそっくりです。ふと思い出してしまいました。しかしこの後、ここはどういう風に使われるんでしょう?
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各国の旗も。アメリカ全体陸選手権なので、もちろん日本の国旗はなし。

そして夜は我らのコンサート。指揮をするのは私。この日、初めて指揮棒を使ってみました。(写真ではちょっと見えにくいけれど)その指揮棒を見てみんな大騒ぎ。嬉しいのか、照れくさいのか、私をからかいたいだけなのか???
本番はオーケストラは板付き。わー懐かしい業界用語が出てきた。開演前に定位置にスタンバイすることです。そして、私が出て行くと、みんな一斉にさくっと起立。びっくりするやんか〜。何の打ち合わせもなくそんな事したら。。。。後で聞くと、私に内緒で打ち合わせしていたらしい。きっとみんな嬉しかったんやな。
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そして、お疲れさん。演奏後のみんなの表情がステキ。
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by chorona | 2007-08-28 00:18 | EPM(ショーロ学校)

Camerata no Pan

ラヂオは本日無事終了、演奏はなかなか良い出来だったと思います。
そして明日は、パン・アメリカン選手村で我々カメラータは演奏します。というのも、パンとショーロ学校はスポンサーが同じなので(ペトロブラス社)、スポンサーサービスで無償奉仕演奏なのです。
出入りのチェックがとっても厳しく、どんなことになるか少々不安ですが、楽しんできたいと思います。
ところで、日本ではパンアメリカンについてのニュースは流れてるのかしら?
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by chorona | 2007-07-21 11:11 | EPM(ショーロ学校)
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