熊本尚美のリオデジャネイロショーロ事情

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História de um João de Barro

先週、そして先々週の週末は、ニテロイ市というリオの対岸にある街へ仕事に行ってきました。出し物はタイトルの通り。後で説明しますね。

ニテロイへ遊びに行ったことはあったけれど、いつも誰かの車で(大きな橋が架かっています)。自力で行ったのは今回が初めて。しかも、船で日帰りの仕事に通ったのも、たぶん生まれて初めてだと思います。

これはリオ側の船が出るところ。セントロのPraça Quinzeというところから出航です。

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出航してすぐに左手を見ると、こんなに美しい建物が見えます。
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ここは実は島で、Ilha Fiscal(税関島とでも訳しましょうか・・・)と呼ばれています。昔、船貿易の時代、船がリオ港に入港するまえにここで税関手続きを受けていたそうです。この島で、ブラジル王朝最後のダンスパーティが行われたことも有名です。この島にたどり着いてみたいんだけれど、どうやって行って良いのかがわからない・・・。

そして、ニテロイ側の船着き場はこんな感じ。この右側の船がリオーニテロイ間を往復します。所要時間は約20分。

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さて、ここに着いてからさらにバスに乗ります。行き先は、とある小さな劇場。
今回の仕事は、またまた劇伴です。といっても子供劇場生音楽付き。
お話は3匹の子豚やシンデレラ他、子供達が知っているお話を音楽と一緒に語りながら90分。Bia Bedranという女優兼歌手が1人で歌い語ります。音楽はもちろんブラジル音楽そのもの。彼女は昔はテレビで子供番組をやっていたとか。見に来た私の友達の娘は、ずっと彼女の歌声を聞きながら育ったと言っていました。

バンドの編成は、フルート、バンドリン、7弦ギター、パーカッションに、バイオリンを弾いたり歌を歌ったり効果音を入れたりする人の5人。ほんとのフルーティストは、Alexandre Maionese(ショーロが好きな人ならこの人の名前は知ってるでしょう)。私は彼の代理で4日間だけの出演でした。指揮者もなく、お話に沿って間髪を入れずに音を出さないといけないので、正直言ってむちゃくちゃ緊張しました。もちろんお話はポルトガル語だし。。。

舞台には「魔法の森」。この緑のコレット(音楽堂)に私達は座ります。実は楽隊の衣装もあったんだ。。。男性用の(しかもブラジル人!)ぶかぶかの服をスタッフに縮めてもらってごまかしたけれど、やっぱりごまかせてなかったみたいです。
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そしてその前にはたくさんのぬいぐるみの出演者。(写真は一部)

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どうしてタイトルが「Historia de um João de Barro」なのかというと、João de Barroというのはある鳥の名前でもあるんだけれど、実は同じ名前を持った作詞作曲家がいて、この作品で使われたのはすべて彼の作品だったから。去年のクリスマスにこの作曲家は99歳9ヶ月で亡くなりました。そんな話も最後に交え、良い音楽を語り継いでいこう、というのが作品の主旨。彼はディズニー映画のブラジル版をほとんど担当したし、カーニバルのマルシャもたくさん書いたし、60年代には音楽劇のLPをたくさん出していたそうです。そうそう、ピシンギーニャの「Carinhoso」の共作者です。その「Carinhoso」ももちろん劇中に登場、王子様がシンデレラに恋をするシーンで使われました。バッチリ!

最近とにかく教える仕事が増えてきて、年齢層も上下に広がったし、まだショーロを吹くところまではたどり着かない初心者もいて、「ブラジルの子供が歌う歌を覚えたいなあ。そしたら簡単なメロディを吹かせてあげれるのに」と思っていた矢先に舞い込んできたこの仕事。前のImpérioといい、私がちゃんとブラジルについて仕事を通じて知れるように、との神様の計らいのように感じたりもします。
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by chorona | 2007-11-30 08:40

あるメーリングリストで送られてきた写真

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by chorona | 2007-11-22 05:57

今週もRadio Nacional

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この写真は先週の放送模様です。クリチーバへ旅に行くため出れないと行っていたマウリシオから前日電話がかかり「旅行がキャンセルになったから明日出れるよ」とのことで急遽参加。「今回のメンバーは Mini Caldereta Cariocaやなあ」と思っていたら、もう2人でCaldereta Cariocaフルメンバーというところまで来てしまいました。「明日時間ギリギリになってから、もう二人のメンバーに電話して出演を誘おうかな」なんて考えていたら(こういう誘い方はリオならでわですね)、今度は当日の朝になってパーカッションのBolaoから電話で「昨日食べたものがあたったみたい。家から出るのが恐くて出れない〜〜」(後はご想像にお任せ)との連絡、急遽良く叩ける弟子がトラで参加。こういうドタバタにはもう慣れたけれど、日本だったらまあ起こらないでしょうねえ。。。
演奏は、公開生ホーダ・ヂ・ショーロみたいな感じになって、とっても楽しかったです。可笑しかったというか・・・。笑える場面も沢山あったし、レパートリーもなかなか良かったし。不思議なことに、聴視者からのリクエストというのは、我々が普段やらないような曲が多かったりするんですよね。新しい曲を覚えるきっかけになって、私にとっても良い機会でした。

ちなみに演奏曲目は次の通り。
Joaquim virou Padre
Bom filho a casa torna
Agüenta,seu Fulgêncio!
Picadinho à Baiana(solo:Marcílio)
Bonicrates de Muletas(solo:Marcílio)
Pedacinhos do Céu(solo:Jayme)
Sons de Carrilhões(solo:Paulo)
Intrigas no Boteco da Padilha
Sofres Porque Queres
Flor do Abacate
Ingênuo
Ameno Resedá
Amoroso
Maluquinha ( polca em 7 )
Bolo de Cenoura ( Naomi )
Pablo no Choro (Álvaro Carrilho )

そして今週も出演します。今週の番組は、ショーロ学校の作曲クラスの生徒達が授業中に作った作品の発表。これまた、生徒にしかできないような突拍子もないアイデアが出てきたりして、面白いことになると思います。ぜひお聴き下さいね。
インターネットでの聴き方は下記の通りです。

その後、土曜日の朝は学校、夜はニテロイで演奏、日曜の朝はマウリシオの家でとあるイベント、夜はまたニテロイで演奏の後、またマウリシオの家へ戻り・・・ってな週末を過ごした次の月曜日、熱を出して一日中ぶっ倒れました。38度5分まであがり、体中が痛くてだるくて・・・、なんだか症状はインフルエンザのようでしたが、一日寝たお陰で翌日には熱も下がり、なんとかレコーディングスタジオにたどり着くことが出来て、カメラータの録音で一日中スタジオ仕事。
今日はだいぶ良くなって、朝から洗濯で〜す。
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by chorona | 2007-11-22 01:14 | Radio Nacional

Radio Nacional

 今週は、久しぶりにRadio Nacionalに登場します。今回は「Atendendo aos ouvintes」というのがテーマです。何?って、要するに普段の放送日に電話で聴視者から寄せられたリクエスト集ですね。前回、「やりたい!」って挙手をしてやらせてもらったので、「じゃあ今回も」と言うことで、仰せに預かりました。
 今回は、今までになかったメンバーでコンジュントを組んでみました。といっても、いつも一緒に仕事をしている仲間なんだけれど、このメンバーだけでショーロのコンジュントを組んだことはなかったように思います。集まったリクエストから16曲を選んで演奏します。インターネットでも聞けるので、是非お聴き下さい!
(ちなみに私、来週も出るみたいです。誰も私には頼んでこなかったけれど、パンフレットの中に私の名前を発見!これはマウリシオの仕業としか考えられません!)

インターネットでの聴き方:
http://www1.radiobras.gov.br/radio_nacional_rj.htm
そして、AO VIVOをクリック!

放送:
11月17日(土)午前4時〜5時50分(日本時間)
再放送:
11月19日(月)午前7時〜8時50分(日本時間)

メンバー:
Naomi Kumamoto,flauta
Marcílio Lopes,bandolim
Jayme Vignoli,cavaquinho
Paulo Aragão,violão
Oscar Bolão,percussão

そして、その前に、今日からCAMERATAの録音が始まります。FURIOSA(同じくショーロ学校ビッグバンドオーケストラ)とのカップリング、各オーケストラ6曲ずつで一枚のCDを制作することになりました。
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by chorona | 2007-11-13 23:25 | Radio Nacional

夏時間3

いくらたってもインターネット時計が夏時間(ブラジル用)に変わらないので、先週、諦めて手動で一時間進ませました。だって、せっかく体が夏時間に慣れようと頑張っているのに、コンピュータの時計を見るたびに正常時間に引っ張り戻されるんだもの。。。

昨日の日曜日、「もうすぐお昼やし、お昼ご飯のことでも考え始めようかな」と思い、ふとコンピュータの時計を見るともう12時半。びっくりして他の時計を見てみると、まだ11時半。そう、昨日付でインターネット時計が夏時間(ブラジル用)に変わったようです。

「なんだか変なタイミングで変わったなあ。なんでやろ?」としばらく考えているうちに、去年も11月の第一日曜に変わったことを思い出しました。それが10月末選挙の際の混乱を避けるための異例だったんだけれど、誰かがそれをブラジルの基準として設定しなおしたのか、或いはインターネットが自動的に感じ取って基準となってしまったのか。。。。。

どんな風にインターネット時計が仕込まれているのかは未知だけれど(というよりはインターネット自体が私には未知の世界)、どういう風に機能しているのかどなたかご存じであれば、是非教えてくださいませ。

し・り・た・い!
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by chorona | 2007-11-06 12:09 | 夏時間

Camerata

我らがショーロ学校Escola Portatil de Musicaの選抜生徒で構成される「Camerata」。Camerataとは、バンドリン、カヴァキーニョ、6弦ギター、7弦ギター、コントラバスを中心に、フルート、オーボエ、クラリネット、パーカッション、そしてチェロまで加わったオーケストラです。11月1日にコンサートを行いました。その模様をyoutubeに載せました。曲目はマウリシオ・カヒーリョの「Baixaria na Lapa」。
今年なぜか始めることになった、生まれて初めての指揮。コンサートの日まで毎週練習、メンバーが揃わなかったり、ちょっと中弛みしたり、ケンカしたりもしたけれど、コンサート当日は最高のパフォーマンスをしてくれた、私の可愛い生徒達の演奏をご覧下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=eKXCGf31WN8
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by chorona | 2007-11-05 07:20 | EPM(ショーロ学校)

IV Festival Nacional de Choro

今回もこんなステキなフライヤーが出来上がりました。まだまだ申し込み間に合います。ぜひご参加下さい!興味のある方は私までご一報を。
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by chorona | 2007-11-01 04:33 | IV Festival de Choro
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