熊本尚美のリオデジャネイロショーロ事情

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Pixinguinha na Pauta

Brasileiro Saxofoneのコンサートは、今までで一番良かったんじゃないかと思われるくらい上出来でした。一年経って熟した感じです。打ち上げもコンサートと同じぐらい盛り上がりました!

そして翌日から私は連休を利用(9月7日は独立記念日)して友達とミナスへ旅行、携帯もインターネットも届かないところでの〜んびりと4日間を過ごして、さっき帰宅したところです。

さて、少し前にも触れた今週のコンサート、Pixinguinha na Pauta。
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Pixinguinhaが1950年前後にラヂオ放送用に書いたアレンジをInstituto Moreira Sallesが本にして出版する、その出版記念コンサートです。当時のアレンジから選りすぐりの16曲をこの日のために編成されたオーケストラで演奏します!シンプルでいてでも特別な響きがするPixinguinhaのアレンジ、またとないこの機会に恵まれた事に、本当に心から感謝しています。鳥肌モノです!ショーロが好きな方ならたぶんご存じの「Hilda(Teu Beijo)」のちょっと違ったアレンジをリハーサルで演奏していて、涙が出てきました。あり来たりな表現ですが、すごく暖かい、愛に満ちあふれた音がするのです。

いつかこれを日本で音に出来たらいいなあ、とぼんやりと考え始めています。ほんとに出来たらいいなあ〜〜。やりたいなあ〜。
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# by chorona | 2010-09-08 06:24

Brasileiro Saxofone

一年ぶりのこのコンサートです。ワクワク!
そして来週もステキなコンサートがあります。詳細は後ほどお知らせします。
今朝そのコンサートのリハがありましたが、鳥肌モノです!
明日は午前中同じく来週の為のリハ、午後はこのBrasileiro Saxofoneのリハ。
木曜日まで、ショーロ漬けの日々が続きま〜す。(まあ、ずっと漬かってるようなもんやけど)
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# by chorona | 2010-09-01 11:26

Festa das orixás

先々週はいろんなトラブルが起こり、それの解決にエネルギーを使ったと思ったら、案の定先週は風邪を引きダウン。いつもそう、気が緩んだ時に風邪を引く。今回の風邪はきつくて、4日間すべてキャンセルして寝込みました。金曜の夜も翌日のEPMの授業に代役を立てようかと相当悩みましたが、良くなる事を信じて行く事に。当日起きたら本当に少し回復していて良かった・・・。

すべて終わった後、ルシアーナと久々に昼食。すぐに帰宅しようと思ってたけど、やっぱりEPMに行くと自然に気分が良くなるんですよね〜。食べた後は、家に帰って横になりたくて仕方なかったんだけど、ルシアーナが「今からカンドンブレ(アフリカ起源の宗教)の祭りに行くから一緒に行こう!ピシンギーニャの音楽をもっと理解出来るようになるよ。」 と。見た事なかったし、彼女はずっと前から私を連れて行きたい、と言ってくれてたし、だんだん行きたくなってきて、しんどいのをちょっと我慢して連れて行ってもらいました。

昨日あったのは女神たちの祭り。私はカンドンブレのことはほとんど知りません。何が行われているか、意味はわかんなかったけど、ルシアーナの言うとおり、今まで音楽の中で見てきた色んなリズムや言葉などのルーツを垣間見る事が出来ました。だいぶブラジルの音楽が分かってきたかな、なんて思ってたけど、いやいやまだ奥は深いです。「ショーロはヨーロッパの音楽とアフリカのリズムが混じって出来ました」なんて偉そうに書いたり喋ったりしてたけど、昨日はそれを体感出来し、そしてもう少し深くその辺の事を知るべきだなと痛感しました。
少しこの映像で雰囲気を味わってみて下さい。。次々にこういった女神達が出てきては踊り、夕方始まった宴は23時頃まで続きました。


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# by chorona | 2010-08-30 06:03

初アレンジ!

初めて、Bandao用にアレンジを書いてみました。というよりは、アレンジを書くって事がほとんど初めてかもしれません。日本で積んだ長年のオーケストラやスタジオワークの経験から、オーケストレーションは出来るだろうと思っていましたが、リズムのことや、音楽の構築の仕方などをしっかり分かってないと、アレンジは書けません。6年間リオに住んで毎日聞いたり演奏したりしてきた経験や、マウリシオやパウロのアレンジ譜の校正を担当させてもらったりした経験を、やっと自分なりに書いてまとめる時期が来たのかな、と思ってます。

曲目はErnesto Nazarethの「Espalhafatoso(大騒ぎ)」。私の大好きなピアノ曲ですが、パーカッシブな曲なので、フルートでやってもいまいち良い感じにはなりません。というわけで、その名のごとくBandãoで大騒ぎしよう、とこの曲を選びました。

先週土曜日にみんなで譜読み。これから年末へ向けて練習を重ね、12月の第一土曜日の発表会でお披露目です!実は、その日に私のフルートクラスの発表をするために、フルートカルテットのアレンジも2曲書きました!
arranjadora : Naomi Kumamoto (この場合、日本語で名前は書きにくいのはなぜ・・・?)
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# by chorona | 2010-08-24 09:54

Eugene Friesen

久しぶりに刺激的な数日でした。
今、リオで行われている XVI Rio Cello Encounterというチェロフェスティバル。 そこにアメリカからブラジル音楽をやるチェリストがやってくる、ということで、何故か私にゲスト出演依頼が舞い込み、行く事になりました。事前に少しだけメールでやりとりしたけれど、いったい何が起こるのか、リハ当日まで分からずじまい。「ショーロを」という話だったはずだのに、メール出来たレパートリーは、A Rã やPonteioなど全くショーロとはほど遠い曲ばかり。唯一のショーロはNoites Cariocas。

正直言ってあまり気乗りがせず、先週の土曜日のEPMが終わった後、リハまで少し時間があったのでマウリシオやパウロ達とみんなでお昼ご飯を食べに行って「これからこんなリハがあるのよ〜」とブツブツ・・。「ボサノヴァや〜、ボサノヴァや〜。Naomiこれからボサノヴァやりに行くねんて〜。」とテーブル全員に聞こえるような大声で(15人くらいは居たかな?)案の定からかわれました。(ボサノヴァファンの方、ごめんなさい!私もボサノヴァは好きですが、ここショーロ界隈ではかなりの偏見があるのです・・・)

そのアメリカ人が誰かも知らず、行って音を出してみてビックリ! メインアーティストのEugene Friesenは後で調べてみたら、ボストンバークリーのインプロヴィゼーションの先生で、チェロでポピュラー音楽をやる、素晴らしい音楽家でした。こんなチェリストは生まれてこの方見た事がない!と言うくらい、いやチェロと限定するまでもなく世界のトップクラス。チェロのテクニックはクラシックのしっかりしたもので、その上にポピュラー音楽のリズムと即興がしっかりと成り立っています。ほんと、ビックリしたな〜。人柄もブラジルではほとんど見る事の出来ない(笑)、Gentlemanという言葉がぴったりの紳士です。

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会場はSESC COPACABANA。円形の、一度演奏してみたいと思っていたホールです。

もう二人、Davidというアメリカ人とMarceloというブラジル人のチェリスト。彼らも同タイプの音楽家です。アレンジなんてなく、コード譜だけでどんどん音楽を作って行きます。聞いてみたら、普段いつも一緒にやっているわけではない、と。私が知らなかっただけで、アメリカのチェロ界にはこういうジャンルがひょっとしたら確立してるのかもな〜。


「ショーロ」はもちろんショーロのリズムではなかったし、曲の捉え方も我々のものとは全然違うのでちょっとやりにくい部分もありましたが、まあそれは良しとして、とても良い経験をさせて頂きました。私の英語はポルトガル語よりもずっとつたないのであまりお話しが出来なかったのが残念でしたが・・・。

そして火曜日はそのEugeneを囲んでのSarau(音楽夜会)にご招待頂きました。会場はCristina Braga(有名なハーピスト)のお家。彼女とは一度共演した事がありましたが、他のゲスト達は知らない人ばっかり。ショーロ界の友人達とはノリも違うし、音楽のやり方も違うし、と戸惑いつつ、楽しく数曲一緒に楽しく演奏させて頂きました。ピアノでEugeneが弾くDoce de Cocoを伴奏しちゃったり・・・。楽しかったわ。他にもハープを弾く人、朗読をする人、歌を歌う人、など、それぞれ特技を披露してステキな夜を過ごしました。

こういった、違った分野の音楽家達と知り合う事も大切だ、とは知りながら、やっぱりショーロの人達が恋しくなっちゃうのよね、最後には。伴奏してくれる人を誰か連れて行けば良かったかな。ショーロは、普段ショーロをやらない人とやるとやりにくいのですよ、残念ながら。。。
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# by chorona | 2010-08-19 07:14
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