熊本尚美のリオデジャネイロショーロ事情

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Áurea Martins

昨日は久しぶりのレコーディング。黒人女性歌手Áurea Martinsのアルバムに一曲参加してきました。スタジオはBiscoito Fino。さすがです。お金のあるところは違います・・・。(笑)やっぱり、機材や環境が良いと仕事がスムーズにはかどりますね〜。(と特筆するほど、リオには良いスタジオがないのです・・・。この時ばかりは日本の環境が羨ましくなります。)

Lucas Portoという若手ギタリストのアレンジで、フルート、アルトフルート、クラリネットの管セクション録り。曲目はMoacyr Luz/Hermínio Bello de Carvalhoのサンバ。
私はアルトフルート、そしてフルートは行ってみたらなんと私の昔の弟子!彼女が初心者の頃に、少しフルートを教えました。久しぶりに会ってみたらなんと上手になってる事。サックス吹きの彼女ですが、フルートでもレコーディング出来るまでになっているとは!すっごく嬉しくて「上手になったね〜。感激したわ。」なんて伝えたら、(日本語だと)「まじ〜?!」みたいな感じで逆にビックリしてました。もうすぐリオに住んで丸六年、七年目に突入しますが、教え子の成長を見て時間の流れを感じさせられました。

ところで、日本は暑い暑い日が続いているみたいですが、みなさん大丈夫ですか?ここリオも、海日和が数日続くほど、暑い(笑)冬です。とても気持ちいいので、よく近所のフラメンゴ海岸にお散歩に行きます。日曜日は車道が歩行者天国になり、歩いたり走ったり、自転車に乗ったり、みんな自由に楽しんでます。私は海岸沿いを歩くのが好きなのですが、一昨日は試しに内側(車道)を歩いてみました。
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普段は↓の写真の歩道橋を通って移動します。左側が海、右側がフラメンゴ地区。
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自転車が欲しいなあ〜。みんな気持ちよさそうに走ってたなあ。買おうかなあ。そしたら、毎週ここに走りに来よう!

そして今週はお天気が少し下り坂になり、今日はちょっと寒いくらい。でも、冬はこれくらいでなきゃね。
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# by chorona | 2010-08-11 10:14

Álvaro Carrilho 80 anos

昨日8月5日はMauricioのお父さんでAltamiroの弟、Álvaro Carrilhoの80歳のお誕生日でした。Carrilho家一同他、音楽仲間が集まってのホーダヂショーロ。久々の楽しいホーダとなりました。私が初めてリオに来た時、一ヶ月もお家に泊めてもらったり、あちこちのホーダに連れて行ってもらったりと、お世話になりっぱなしのÁlvaroお父さんです。あれからもう10年になろうとしています。昨日も「この子は初めて来た時から知ってる。どんどんショーロを吸収していったなあ。さあ、やれ!」と、当時同じように一緒に吹きまくりました。

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ショーロシーンでは珍しい、こんなお客様もお祝いに駆けつけ、みんな酔っ払っての大音楽会となりました。

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そしてこの子はすごい!大騒ぎのホーダの中、私がやろうとした微妙なニュアンスをキャッチしてくれた唯一の人。他には誰も反応しなかった事にプリプリ怒ってました。この子は必ず大物になりますよ〜。

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たまたま日本から見えたクラシック音楽業界の方も来て下さり、ホーダヂショーロをとても気に入って頂けたようです。「あたたかいのが良い」という風におっしゃってました。ホーダは、いやショーロは、人と人とが言葉を使わずに心で直接コミュニケーションが出来る貴重な場。ここに居られる事を改めて幸せに思いました。
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# by chorona | 2010-08-07 04:01

O Choro

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Alexandre Gonçalves Pinto(通称Animal)が書いた、ショーロの歴史書。といってもお堅いものではなく、郵便配達やさんでショーロが大好きだった、まさしく19世紀末〜20世紀にかけてショーロが生き生きとしていた時代に生きた彼が、当時のショーロ演奏家達のエピソードを綴ったもの。1936年に出版されました。ずっと欲しかったのだけれど売り切れていて手に入らなかったものが、今回Funarteから再版されました!

ポルトガル語は古い上に間違いが多い、という話を前から聞いていたけれど、思ったほど読みづらくはなくて、逆にひとつひとつの話が短いので、疲れずに読めます。それに、可笑しい話が満載。例えば「あそこの家のホーダヂショーロはいつも〜〜だった」とか、「この人はどうしようもなく下手だった。」みたいな事が平気で書かれているのです。Pixinguinha,Nazareth, Chiquinha Gonzagaなど、当時を生きた有名なアーティストも出てきますが、そうでない普通のアマチュアのショーロ演奏家もたくさん出てきて、それが可笑しいのです。また、「あの曲が録音された時〜〜」なんていう曲にまつわるお話しもあり、思わず「どんな曲だったっけ?」と思わずiPodを手にして聞いてみたり。寝る前に読むのに良いかな、なんて思ったけどダメでした。どんどん目が冴えてきます。(笑)

日本で手に入るのかどうかはわかりませんが、ショーロが大好きで少しポルトガル語が読める人には楽しいかもしれませんよ。ただ、間違いが多いので、ポルトガル語を勉強するにはお薦めできません。間違って覚えてしまったら大変ですからね。(笑)どうしても欲しい人は、欲しいコールを送ってくれれば、なんとかなるかもしれません・・・。
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# by chorona | 2010-08-05 05:13

V Festival Nacional de Choro

しばらくお休みしていたショーロフェスティバル、日本にも首を長くして待っていた方が何人かいらっしゃいましたが、今年の10月〜11月、今回は少し違った形で行われる事になりました。

私が所属する Escola Portátil de Música(ショーロの学校) と Acari Rercords(ショーロ専門レコード会社)は今年10周年を迎えました。その記念ともなる今年のフェスティバルは、我々が4つのグループに分かれてブラジル北部、東北部、南西部、南部と各地へ出向き、コンサートとオフィシーナ(ワークショップ)を行う形を取ることになりました。学校の名前の通り、正真正銘の「Portátil(ポータブル)」になり、リオでは最後に全員が揃ってコンサートが行われます。

私の担当は南西部。まずはミナスのJuiz de Foraでコンサート、そしてBelo Horizonteへ移動してコンサートと4日間のオフィシーナ、その後はVitória(Espírito Santo) 、PIracicaba(São Paulo), 最終地はサンパウロ市、16日間のツアーです。

ほとんど同時にすべて学校の講師陣で構成された4つのグループが各地へ出かけますが、リオの学校もちゃんと機能するよう、パズルのようにスケジュールを組んだとルシアーナが言ってました。ほんと、大変だったろうと察します。

このフェスティバルはAcari Recordsの10周年を記念するものでもあり、ブラジル全土のショーロを収録したChoro Carioca-Música do Brasil(CD9枚組ボックス)を各地で紹介するためでもあるのです。もともとはその企画がPetrobrásの助成金獲得に成功、それを知った文化庁の機関Funarteがオフィシーナも同時にやったらどうか、と言う事でお金を出してくれたそうです。このプロジェクトの規模の大きさに、またそれを実現するところまで持って行ったコーディネーター達(Luciana, Mauricio, Pedro Aragão, César Carrilho)のエネルギーに感動しました。

今年前期はまったく動きがなかった我々のショーロ界ですが、後期はこのフェスティバルの他にも、いろいろと楽しい事が起こりそうですよ。またこちらでお知らせしていこうと思います。
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# by chorona | 2010-07-31 23:06

7月28日ーペルーの日

昨日、7月28日はペルーの独立記念日でした。友人のペルー人ギタリスト:セルジオに誘われて、家の近所にあるペルーレストランでもう一人のペルー人女性歌手と3人で演奏してきました。セルジオとは去年一度デュオでコンサートをした事があったのでレパートリーは少しあったのですが、歌手がどんな歌を歌うのか、というよりはペルーの歌がどんな歌なのかすらも知らずに行ったのでドキドキでしたが、なんとか上手くいってホッとしました。ひとつ太刀打ちできなかったリズム「Festejo」を除いては・・・。

お客さんはほとんどペルー人、ミュージシャンも私以外はペルー人。当然スペイン語が飛び交います。ポルトガル語とよく似ているので、わかることもあるんだけれど、やっぱり全く分からない事もあるので、時々外国にいるような感覚に陥ってました。(笑)

ペルー人は独立記念日を祝うんですね〜。お店のオーナーご夫妻は別の祝賀パーティに出席のため不在。歌も、「私のペルー」とか「私はペルーの恋人」だとか、愛国歌がたくさん。「これはブラジルでは考えられないね〜」とはブラジル人であるギタリストの奥さん。「日本もこんな感じ?」って聞かれましたが・・・。複雑な歴史を持つ日本の事を外国人に説明するのは、ほんとうに難しいのです。

途中、美味しいペルー料理を頂いて、12時まで演奏して帰宅。遅い時間に演奏する事になれてないので、バタンキューでした。

さて、そのセルジオと一緒に作っているインターナショナルカルテット(フルート、クラリネット、バンドリン、ギター)、だいぶこなれてきました。なにせ、セルジオ以外のメンバーは、慣れないリズムに悪戦苦闘。それでも、リハを重ねて、デモ録音までたどり着きました。良い感じになってきたので、日本の皆さんにもいつか聞いて頂きたいです。当面の夢は南米ツアー。そして、ヨーロッパや日本へも・・・、なんていつか実現出来たらいいな。
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# by chorona | 2010-07-30 01:22
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フルーティスト熊本尚美がリオからお届けする最新ショーロ情報


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