隔週月曜日の定期ホーダ
リオに住みだして4年目に突入してしばらくが経ちました。それまで大変だったことが一気に楽になり、いろいろとやりたいことが出てきました。正直言って最初の3年間は、身の回りに起こることに着いて行くので精一杯、自分のアイデアで何かをするなんて考えられませんでした。
プロの演奏家としてはマウリシオ達と一緒に仕事出来るだけの経験や技術は既にあって困りはしない。だけど「ショーロ」という音楽自体のキャリアが全然足りていない。ブラジル人や、或いはリオにョーロを学びに来る外国人にもショーロを、確信を持って教える自信も出来てきた。でも若い頃、20歳前後の意気盛んな時期に同世代の仲間達とショーロでむちゃくちゃして(柔軟な頭で)遊んでいない、など、ちょっと余裕が出てきたら、今度はそんな事を身にしみて感じるようになりました。
そこで思いついたのが、いつも仲良くしているショーロの学校の生徒達とのホーダ。生徒といってももう少しずつ外で仕事をし出したりしているセミプロ達。そうだ、彼らと定期的にホーダをやろう。そうしたらもっと音で遊べるようになるんじゃないか、と思いついたのです。みんな10代後半から20代半ばぐらいかな。私の人生を思い返してみれば、私がその年齢の頃は、大学(音楽科)の先輩やら後輩やらに囲まれて、あれやこれやとわけもわからず手当たり次第に音楽をやっていたものです。
マウリシオやルシアーナ達とのホーダは、もちろん勉強になるし楽しいし、最高なんだけれど、私を含めて若者達は(私の場合は年齢じゃなくてショーロ年齢です・・・)結構緊張したりします。
そこでその若者達と話し合って、ベテラン抜きで、自分たちで音楽を考えて、練習していくホーダをやろうよ、音やコーダで疑問がわいたらすぐ音源を聞いてそのホーダ中に解決してしまえるようなホーダをしようよ(これがベテランと一緒だとやりにくいのです)、ということになって始まった初の私主催の定期ホーダ。
場所は我が家。といっても我が家は狭いので、このホーダを始める為に楽器が弾きやすいよう、また少しでも多くの人が入れるようにと、リビングを、いや家中を模様替え。(といっても10人も入ると満杯になっちゃうのですが)
また、ホーダにはおいしい食事とビールを欠かしてはいけない、という法則がベテランの間にはありますが、ここではそれはなし。飲食の準備にエネルギーを費やしていては、私が演奏に集中できないから。普段は飲むのが大好きな私も、我が家のホーダだけは終宴近くにならないと飲みません。
そして、むちゃくちゃおかしいのが、「隔週月曜日夜7時」ということに落ち着いたこと。ん?????どっかで聞いたことある話やなあ、と思った方もいらっしゃるでしょう。そうです、私が初めてリオに来た後に日本に帰って最初にやりたかったことが「定期的なホーダ」。ちょうどその頃大阪にオープンしただったChove Chuvaさんが「是非やりましょう!」と言ってくれて一緒に協力し合いながら始めたのが、そう、月曜日の夜、2週間に1回、7時とか8時とかそれくらいの時間(正確な時間は忘れたちゃったけど・・・)。
日本でもブラジルでも、みんなで話し合って決めたこと。なのに、なぜだか気がついたら、同じことになってしまってるんです。因果?因縁? なんだかわかんないけど、何かを感じずにはいられません。
日本=Chove Chuvaではその後毎週やることになり、素晴らしいことに今でも続いているようですが、ここでももうすでに「毎週やろうぜ!」と息巻いてる若者がいます。「ま、とりあえず様子を見ようよ」って事で隔週に収めましたが、さていつまで続くことか。。。
(第2回目が行われた今日、写真を撮ろうと思ってたのに、話と演奏に集中してしまって忘れちゃいました。それはまた次回にでも)
たぶん、要は私が二十歳前後の若者達と同じ精神年齢でショーロをやってるんだと思います。これは最初から感じてたけれど、クラシックからショーロへ、しかも15年くらいのプロフェッショナルなキャリアを経てのこの転換は、ほんと「大人子供」だもん。とーっても厄介だけど嘆いても仕方ないので、両方の立場から責めて、いつかはベテラン達と同じ立ち位置のベテランとしてやれるようになれたらいいなあ、と思ってます。
人生を2回たどるって、けっこう面白いよ!
プロの演奏家としてはマウリシオ達と一緒に仕事出来るだけの経験や技術は既にあって困りはしない。だけど「ショーロ」という音楽自体のキャリアが全然足りていない。ブラジル人や、或いはリオにョーロを学びに来る外国人にもショーロを、確信を持って教える自信も出来てきた。でも若い頃、20歳前後の意気盛んな時期に同世代の仲間達とショーロでむちゃくちゃして(柔軟な頭で)遊んでいない、など、ちょっと余裕が出てきたら、今度はそんな事を身にしみて感じるようになりました。
そこで思いついたのが、いつも仲良くしているショーロの学校の生徒達とのホーダ。生徒といってももう少しずつ外で仕事をし出したりしているセミプロ達。そうだ、彼らと定期的にホーダをやろう。そうしたらもっと音で遊べるようになるんじゃないか、と思いついたのです。みんな10代後半から20代半ばぐらいかな。私の人生を思い返してみれば、私がその年齢の頃は、大学(音楽科)の先輩やら後輩やらに囲まれて、あれやこれやとわけもわからず手当たり次第に音楽をやっていたものです。
マウリシオやルシアーナ達とのホーダは、もちろん勉強になるし楽しいし、最高なんだけれど、私を含めて若者達は(私の場合は年齢じゃなくてショーロ年齢です・・・)結構緊張したりします。
そこでその若者達と話し合って、ベテラン抜きで、自分たちで音楽を考えて、練習していくホーダをやろうよ、音やコーダで疑問がわいたらすぐ音源を聞いてそのホーダ中に解決してしまえるようなホーダをしようよ(これがベテランと一緒だとやりにくいのです)、ということになって始まった初の私主催の定期ホーダ。
場所は我が家。といっても我が家は狭いので、このホーダを始める為に楽器が弾きやすいよう、また少しでも多くの人が入れるようにと、リビングを、いや家中を模様替え。(といっても10人も入ると満杯になっちゃうのですが)
また、ホーダにはおいしい食事とビールを欠かしてはいけない、という法則がベテランの間にはありますが、ここではそれはなし。飲食の準備にエネルギーを費やしていては、私が演奏に集中できないから。普段は飲むのが大好きな私も、我が家のホーダだけは終宴近くにならないと飲みません。
そして、むちゃくちゃおかしいのが、「隔週月曜日夜7時」ということに落ち着いたこと。ん?????どっかで聞いたことある話やなあ、と思った方もいらっしゃるでしょう。そうです、私が初めてリオに来た後に日本に帰って最初にやりたかったことが「定期的なホーダ」。ちょうどその頃大阪にオープンしただったChove Chuvaさんが「是非やりましょう!」と言ってくれて一緒に協力し合いながら始めたのが、そう、月曜日の夜、2週間に1回、7時とか8時とかそれくらいの時間(正確な時間は忘れたちゃったけど・・・)。
日本でもブラジルでも、みんなで話し合って決めたこと。なのに、なぜだか気がついたら、同じことになってしまってるんです。因果?因縁? なんだかわかんないけど、何かを感じずにはいられません。
日本=Chove Chuvaではその後毎週やることになり、素晴らしいことに今でも続いているようですが、ここでももうすでに「毎週やろうぜ!」と息巻いてる若者がいます。「ま、とりあえず様子を見ようよ」って事で隔週に収めましたが、さていつまで続くことか。。。
(第2回目が行われた今日、写真を撮ろうと思ってたのに、話と演奏に集中してしまって忘れちゃいました。それはまた次回にでも)
たぶん、要は私が二十歳前後の若者達と同じ精神年齢でショーロをやってるんだと思います。これは最初から感じてたけれど、クラシックからショーロへ、しかも15年くらいのプロフェッショナルなキャリアを経てのこの転換は、ほんと「大人子供」だもん。とーっても厄介だけど嘆いても仕方ないので、両方の立場から責めて、いつかはベテラン達と同じ立ち位置のベテランとしてやれるようになれたらいいなあ、と思ってます。
人生を2回たどるって、けっこう面白いよ!
by chorona
| 2008-03-18 13:12